今日は午前中NHK関係の仕事をし、夜は代々木オリンピックセンターにて「表現教育指導者養成セミナー」なる集まりにお招き頂き、講演をした。公演ではなく、口頭での講演。しかも、自分の博士論文の内容について語ってほしいというリクエストで、坪内逍遥の児童劇論の背景についての、かなりマニアックな(博士論文とはそういう物が多いのです)内容について語ることになった。果たして聞き手である、受講者のみなさんがどれほどこのトピックに興味をもってくださるかが不安だった。準備もかなり前夜から睡眠時間を割いてしたのだが、結局話がはじまると、ついつい芸人のサガで、余計な回り道をしてなんとか聞き手の興味をもたせようとしてしまう。結果予定していた半分も話せないまま時間がきてしまった。今までこの話題は全て英語で論文を書き、英語で講演をしてきたのだが、やはり日本語となると、いきおいエンターテイメントとしてのサービスが優先されてしまう。
反応は意外にも面白かった(苦笑)という方々が多く、一安心。まあ、正直いって、自分は最初、博士課程などという別世界に足を踏み入れて、少々後悔する時期もあったのだが、知らないうちに様々な思いもよらない発見をしてゆき、深みにどんどんハマってしまったのだ。マニアックというわれようが、ストイックといわれようが、徹底した検証を行った結果、本当に日本ではまだ言及されていない新事実がかなり見つかったのも事実。だが、2008年にアメリカ教育演劇協会で賞を受賞してから、せいぜい大学の紀要に出版するぐらいで、さほど再考も検証もしていなかった。しかし、やはり苦労して書いた論文には愛着がある。話していてやはり楽しいのだ。次々に余計な話題に言及してしまう。あっという間の二時間だった。こんなチャンスを下さった玉川大学の太宰教授に感謝。
今日は帰りの中央線、最終電車、乗り越しが怖くて席に座れなかった(苦笑)
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