宮城県大崎市にて

4日に車で移動し、昨日5日大崎市三本木で舞台。こちらの教育委員会の方がお招きくださったのだが、小さい子ども達を連れた母親達からお年寄りまで幅広いお客様が会場を埋め尽くしてくださった。初めて知ったのだが、大崎市は鳴子や古川などとも一緒になり今や広範囲にわたる市として岩手の一関などに隣接しているくらいなのだ。パンフレットをみて色々な面白い事がわかった。フランク永井さんはこの三本木のお隣の地区松山というところご出身らしく、その面影を彷彿とさせる弟さんの写真が載っていた。鳴子地区では早稲田大学の学生がなんと温泉を掘り当てたという事で早稲田桟敷湯という温泉があるらしい。そんな面白い隠れ名所が沢山ある大崎市。訪れるのは初めてだったが、本当におじいちゃん、おばあちゃん始め、大勢の小さい子ども達も初めて見るパントマイムにとっても素敵な顔して大笑いしてくれたので気持ちよく舞台ができた。
終演後今度は古川から新幹線に飛び乗り、一路八戸へ向かう。途中盛岡で乗り換えた時、夕陽がきれいだった。30分以上の待ち時間があったので久しぶりにホームでゆっくり暮れゆく街を見つめながらビールを飲んだ。頭の中で自然とサイモンとガーファンクルの「早く家へかえりたい」という歌を口ずさみ始めた。この歌は実はポールサイモン自身ミュージシャンとして旅から旅へと毎日を暮らしているときにその旅先での心情を歌にしたものだと言う事だ。ポールが1960年代にロンドンに住みながらイギリス中を旅して歩いていたときの事だと聞いたことがある。
I’m sitting in the railway station. Got ticket for my destination. On a tour of one night stand, my suicase and guitar in hand. And every stop is neatly plannned for a poet and a one man-band……. Homeward bound….I wish I were…Homeward bound….
(僕は今駅のホームのベンチに腰掛けながら、次の仕事場へのチケットを手にしている。日々場所をかえて旅し続ける音楽家の旅はスーツケースとギターを抱えて。この旅をする詩人の孤独な演奏家の日々変わる仕事場は綿密に決められている…..ああ、これが家へ向かう旅であったなら・・・)
中学時代からこの曲を聴きながら多少こんな生活にあこがれをもっていたというのはあながち嘘でも無い。この歌詞を口ずさみながら英文法の仮定法を学んだ事をハッキリ覚えている。(実際にポールはI wish I was と言っている事が多いのだが。)今まで自分で意識しなかったのだが、人生の様々な局面で折りに触れ自分はこのS&Gの曲々に当てはまる詩を口ずさんでいることが多いようだ。やはり中学高校時代に触れた文化の影響はそれだけ強いという事か・・・・今は八戸のホテルで論文校正中、つまりProcrastination中(怠けの先送り中)かな(汗)

2010-09-06 09:49 | つれづれなるままに | コメント(1)

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