友遠方より(書)きたる・・・・・

昨日は早稲田の春学期最初の授業。久しぶりで英語で話すとやたら疲れる(苦笑)。授業終了後急いで早稲田より御徒町へ移動し、寄席の舞台へ。寄席終了後ダッシュで帰宅し、昨日の論文校正の続きを始める。昨夜は3時半まで続けたのだが、続けたといっても辛い仕事には必ずprocrastination(先延ばし、つまりサボり遊ぶ)という得意技が入る自分だ(笑) だらだらと校正しながらアメリカの友人からの様々なメッセージを読んでいた。(多くの友人がシカゴスタイルの論文引用の方法のアドバイスをくれていたのだが)。
そんな中、本当に本当にうれしい再会があった。facebook を通じて旧友が連絡を取ってきてくれたのだ。彼の名はスティーブ・パーク。韓国系アメリカ人。実は彼は私のニューヨーク州立大学大学院時代に演劇科で受け持っていたマイムクラスの学生の一人。だが、いまでは私なんかより有名な役者、コメディアンなのだ。恐らく日本人でもよく知っている映画作品では「Fargo」やスパイク・リー監督の「Do the right thing 」に出演している。Fargoの中では日本人ビジネスマン、マイク・ヤナギタを演じており、right thing の中ではソニーという韓国食料品店の店員を演じている(箒を振り回して私は黒人だ!と叫んでいるキャラクター)。彼は在学中からもそうだったのだが、最近でもアメリカの舞台や映画のキャスティングがアジア人に対してとても偏見に満ちていることを訴え(つまりアジア人を起用する時に必ず典型的なアメリカ人の色眼鏡でみたキャラクターにしか採用されない)、アジア人に対する偏見を脱ぎ捨て、より舞台や映画に広くチャンスを与えてアジア系人種にアメリカ人が理解を深めるべきだという主張を公に宣言した人物だ。学生時代から当地Binghamtonの日本人空手家ハイディー・オチアイ先生の弟子として空手の有段者であった彼は身体もしっかりしており、本当にそれとはまったく裏腹のユーモアをもった才人として注目していた。本当にうれしいコンタクトだった。テクノロジーとは凄いとつくづく思った。(ってなわけで論文はこんなことしていたら効率よく進むわけないですよね汗)

2010-04-09 10:02 | ひとりごと | コメント

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