今だから話せるこわーい話。

実は今だからお話できること。先月からずっと喉の不調を少しづつブログに書いてはいたのだが、あまりにひどい扁桃腺の腫れに近くの耳鼻咽喉科へいくと、「えっ?」と一瞬医者がうなった・・・「すぐに総合病院へいってください。腫れ方が悪性リンパ腫の腫れ方です!」って・・・・それで某総合病院へ。そこの担当医も腫れた扁桃腺をみるとやはり悪性リンパ腫を匂わせる腫れ方だとか・・・・
その後も喉は腫れあがり、痛みもどんどん増してきて、睡眠時の呼吸が困難に。そして固形物はおろか、スープを飲むにも悲鳴をあげるような痛みがでてきた。
一週間くらいにわたり、血液検査、造影剤によるCTスキャン、細胞検診と時間をかけて、ず~っと不安な毎日を過ごしながらも、大学の講義、採点、舞台は続き、使っている鎮痛剤は座薬と飲み薬がマキシマムに!!
そして昨日4日、待ちに待った最終結果が・・・・と、ここまで書いたらおそらくこの軽々しい文脈からお分かりになるかもしれないが、幸運にも血液には腫瘍マーカーは検出されず、細胞検診にもCTスキャンにも悪いものは見つからなかった!!ずーっとこの間、自分ははたしてどの様に最悪の事態と向き合うことができるのか、それで自分の何が変わるのか、等々の考えが脳内を駆け巡っていた。とにかく結果をきいて全身の力が抜けたようになった。なんだかもう一度人生を頂いたような感じでうれしい。
しかも、しかもであるが、これがまた奇遇なめぐり合わせがあったのだ。昨年のカンジヤマの鈴本の独演会にいらした方々はご存じでしょうが、自分がかかわってきたボランティアの会がある。小児がんなどの難病を抱えた子供とその親たちを病室に訪れて芸で笑いをプレゼントして少しでもリラックスしていただこうという会。この主催者の女性の方も自らのお子さんを小児がんで亡くされていらっしゃり、それがきっかけでこの会を始められたのだが、今回の私の総合病院での担当していただいた若いお医者様が、なんと偶然にもその方の息子さんだったのだ!!つまりその亡くなられた息子さんの兄弟にあたる方だったのだ!こんなのってあるのかな?と思いつつもやはりあるのだと実感した。どこかで皆必ずつながっているのだと。

2009-08-05 05:26 | ひとりごと | コメント(4)

今だから話せるこわーい話。 への4件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。