40年前の出来事

一日に二度のブログを書くことは珍しいが、今日書かねばならないことがあるので、頑張って書こうとおもう。実は今日はアポロの記念日なのだ。そう、あのアポロ11号が月面着陸してからちょうど40年が過ぎ去った。アームストロング船長が第一歩を踏み出した時に生まれた有名なセリフ「its one small step for a man, but a giant leap for a mankind」(一人の男にとっては小さな一歩ではあるが、人類にとっては偉大な飛躍の一歩だ)。自分がこの台詞に魅せられたのが小学校5年生の時だったと思う。もちろん西山千氏の同時通訳を通じての事だが。とにかく小学校ではろくな成績しかとれなく、得意科目もなかった自分が初めて英語というものに触れ、そしてあこがれを感じた一つがこの台詞なのであった。
当時の自分には強烈にイキに聞こえたのだった。それから英語がやたらに好きになり、この他にもケネディー大統領などの演説を音だけで覚えるという「変な趣味」を持ち始めた。おかげで英語青年になり、ひたすら英語によって様々な情報を手に入れる習慣がついたような気がする。それと同時に自国語をよく吟味するようにもなったのだった。今自分が英語のショーで全国を巡る時、そのショーや、そのショーのネタ本に推薦状をかいてくださった、國弘正雄先生は実にその月面着陸の同時通訳のスタッフの一員であった方であることを思うとき、これも自分の夢がかなった一つの出来事だと思い、つくづく感謝の気持ちでいっぱいだ。
最近ではこのアポロの月面着陸が作り話だという仮説がある。しかし、ここで考えるのだが、ある時期は自分のように純粋にあこがれる時期というのが必要なのではないだろうか。たとえ、それがだまされる結果になろうともである。(これは実に微妙な言い回しなので誤解されがちなのだが)。つまり子供のころからこのような仮説を叩き込まれ、懐疑的に世の中をみる習慣をつけられるよりも、純粋にただ夢をもち、それにあこがれてまっしぐらに何かに打ち込む時期があった方が能力の飛躍というものが期待されるのではないかという考え方である。そのためにこんな時期もあってもいいようなきがするのだ。(もちろん、それが大それた間違いであり、その結果人を傷つけたりする場合は別であるが)。これは子育ての親の態度としても大切な要素ではないだろうか。世の中を常に懐疑的にみることはよいのだが、その思考体系を子どもたちにまで最初から植え付けてしまうと、その子供は世の中の不思議、感動をまで疑いの目でみつめる習慣がついてしまい、この世と自分との間での感性での憧れの時期をスキップして成長することになってしまう。それが欠けていると、どうしても人間としての飛躍がなくなるような気がするのだが。・・・・・・・とにかくあれからちょうど40年が過ぎた。

2009-07-21 07:11 | ひとりごと | コメント

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