再び沼津にて

午前中早稲田の授業を終わらせて、車にてここ沼津の地を再び訪れた。前回の二公演に続き、今回もまた文化センターにて高校の芸術鑑賞会。来月もここの中学に依頼されここに来る予定になっている。前回の公演を見て頂いた父兄の方々から今度は講演会での話しをと依頼された。最近こういった連鎖が多くなっており、舞台を見た方々から話しを聞かせてほしいとの依頼が殺到している。嬉しい事だが、私が一番の主張ができるのはやはり舞台上でなのだが・・・・そうはいいつつも、現在も旅先のホテルの一室で一つ原稿を終わらせて、またもう一つの原稿の推敲を始めている・・・自分は一体マゾなのか?何なのだろうとつくづく思う。(最近確かにマゾだと有る友人から言われたが・・・)
今日も他の高校数校から問い合わせがあった。(カンジヤマはひたすら問い合わせが来るのを待つのみです。特殊なケースを除き、決して売り込みはしていません)。パントマイムでそんなに長い時間大丈夫なのでしょうか?ごもっともな質問だ。いつもたいがいこの質問から始まる。そして終演後「こんなに生徒たちが引きつけられた舞台は初めてみた」という感想で終わる。嬉しいのだが、この初期の説明が自分でもつくづく難しいなと思う。
ある言葉を話す人に「その言葉で一時間以上も話して飽きませんか?」と尋ねるのに等しい。パントマイムとはあくまで道具なのだ。表現の根源はその人とその生き方によって全く違うし、その言葉だからひきつけるのかではなく、その人間がどう何を表現するかという問題だろうと思う。(といっても決して自分が偉いなどと言うつもりはない。でもとにかく破天荒な人生を生きてきた事は確かかもしれない苦笑)やりたい放題の道を進ませていただき、大好きなマイムをひたすらやってきた。ただそれだけだ。でもその軌跡を話すと若者が非常に喜んでくれる。やりたい事をやれる事がどれくらい幸せな事か。これも周りの人々に感謝感謝なのだ。そしてこの感謝を舞台の上で誰かにお返しするつもりでやっている。

2010-11-19 12:12 | つれづれなるままに | コメント

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