村上春樹がイスラエル最高の文学賞、エルサレム賞を受賞というニュースを早朝のウェブで見た。一瞬「え?受賞するの?辞退しないの?」という疑問が頭をもたげた・・・案の定様々な市民団体から辞退を勧告するメッセージが寄せられているという。ん~、なぜ?受賞を受けるんだろうか?やはり名誉が欲しい?という疑問。その後4,5時間して、今ネットを開いたら彼が授賞式にて粋なプロテストをしたと伝えられていた。以下朝日ドットコムから引用:
村上さんは、授賞式への出席について迷ったと述べ、エルサレムに来たのは「メッセージを伝えるためだ」と説明。体制を壁に、個人を卵に例えて、「高い壁に挟まれ、壁にぶつかって壊れる卵」を思い浮かべた時、「どんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っていても、私は卵の側に立つ」と強調した。 また「壁は私たちを守ってくれると思われるが、私たちを殺し、また他人を冷淡に効率よく殺す理由にもなる」と述べた。イスラエルが進めるパレスチナとの分離壁の建設を意識した発言とみられる。
ん~そうか!そうか!いかにも彼らしいやり方だな。授賞式で賞をくれるという国にいて、相手を目前にして直接これだけ言うのはかなり勇気がいることだと思う。彼のアーサー・ミラーですらビデオメッセージだったんだから。だからよく言った!うれしかった。この賞の大義名分が「社会における個人の自由」に貢献した文学者をたたえる云々ってどこの誰様がこんな偉そうな事言えるんだろうか?何千人の罪のない子供たちを虐殺しておいて・・・・宗教は日本人が定義するような平和を愛する神ばかりじゃないんだとつくづく思う。それが証拠に今までどれだけの人々が神の正義の名のもとに虐殺されてきたんだろうか。
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