アトランタ郊外の怪奇現象!?

アトランタではまだまだ時差ぼけが取れずに深夜に目を覚ます毎日だった。もうすぐ三歳になる息子も早朝4時ごろには暗い部屋をぐるぐる歩き始めていたので、そんな息子をつれて早朝に二人でここアトランタの郊外の住宅地を散歩した。未だ寝静まる住宅地を近くの教会まで約30分くらい散歩した後、さすがに疲れた息子に抱っこをせがまれ、両腕に彼を抱いて家への帰路についた。朝霧が立ち込める中、あと少しで到着という時、腕の中で今来た道をじっとみていた息子が突然「ねえ、あの子だれだろ?・・・」何気なくその方向に振り返えってみる・・・しかし、自分の後方にはただ今来た道があるだけである。すると息子が「ねえ、あの子誰だろう?」としきりに道端を指差す!!「え?どこ?・・・」確かに何も誰もいないのだ。「誰もいないよ?」(言いながら、おいおいよせよ、冗談だろ・・・汗・・・) しかし、彼はまだ言う「ねえ、あの子だれ? 心の中で「よせよ、よせよ、悪い冗談・・・まだ言えるわけ無いか・・じゃあ、これって・・・」
そんなわけで、朝早くからなんとなく不思議な気分で帰宅。全員が起きてその日の昼近くブランチを食べているときに、何気にその話をしてみた。すると従妹が「私もみたんだよ・・・」ドキッ 実は彼女はある日旦那さんの隣に見たことの無い人物を見たのだという。「おいおい、アトランタまできて納涼怪談シリーズの始まりかい?(笑)」そのご主人「いや、実はここの付近は南北戦争当時、かなりの激戦地だったのですよ!」おお、そういえばここへ来る途中に延々とつづく白い小さめな墓碑が並ぶ共同墓地のようなものがあったのを思い出した。なるほど、そういえばそうかもしれない。でもそれって、だからさ、さっきの、その息子のみた、いや、その・・・
というわけで、その翌日せっかく?だからとみんなで近くのConfederate Cemetery (南部連合軍共同墓地)を訪れて南北戦争の当時を偲びながら墓地の中を散策した。そう、ここは彼の『風と共に去りぬ』を書いたマーガレットミッチェルが生まれ、彼女がその物語の背景の南北戦争をあつかった場所である。世界中かつてどこでも人は生まれ、そして死んでいっている。しかし、そんな事は日常生活の中で何気なく忘れていってしまうものなのだが、こんなひと時を過去の歴史を肌で感じてみるのもいいかなと思った。あまり感じてしまうのも問題だが・・・苦笑
(写真はアトランタ郊外の南部連合軍の共同墓地とその碑)

2008-07-30 08:50 | つれづれなるままに | コメント(2)

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