メッセージOur Message
将来のビジョンが描けていたわけじゃない。
突出した才能に恵まれていたわけじゃない。
私たちは学生のときに
純粋に夢を追い求めていたわけではありません。
むしろ自分の能力や評価に直面して
諦めたことがたくさんありました。
何度も大きな挫折をくぐり抜けて、
今、私たちはカンジヤマ・マイムとして
キミの前で表現し、
感動をわかちあう機会を持てていることが
本当に幸せです。
今から 49 年前、
カンジヤマ A こと藤倉健雄は
大学生の時に身体が動かなくなるほどの衝撃を受けました。
パントマイムの巨匠マルセル・マルソーの舞台を観て自分自身の「感動の種」に触れることができた衝撃的な体験でした。
しかし、当時パントマイムを学べる場所など日本には存在しませんでした。
それを追い求めて、日本の大学を中退し、渡米。全くの五里霧中、マイムの師を求めてアメリカ中をさまよい歩いたのです。
同時に舞台に関する知識を学ぶために大学、大学院に進み、
英語と格闘しながら憧れの源を追い求めました。
一方、日本では大学時代の友人が次々と一流企業に就職していく…自分はこれでいいのだろうか。
こんな中、カンジヤマ・マイムは結成されました。
それからの四十数年、一人、一人と、
今のカンジヤマ・マイムを作る大切な出会いがありました。
彼らもまたそれぞれが抱いた憧れを求めて
紆余曲折しながらも
自分の気持ちに正直な人生を歩んできました。
この素敵な仲間達とともに、
憧れを持つ素晴らしさを
舞台から全身全霊で発信するのが
私たちの活動です。
そうです私達は常に
この感動の種まきをする芸人でありたいのです。
不器用な私たちの共通の「才能」を
あえて一つ挙げるとしたら
「自分の感動した体験を信じ続けること」です。
私たちの芸の一つ一つには
たくさんの憧れと想いが詰まっています。
人や文化を、そして感動体験そのものを愛し、
尊敬し続けてきました。
そして夢を実現している自分を描き、
信じ続けてきました。
パントマイムを通して
キミの感性にインパクトを与え続ける。
その姿勢、行為の総称が「カンジヤマ・マイム」です。
私たちがパントマイムに出逢い、生き甲斐を得たように、
キミが私たちの舞台を通して、
自分の「感動の種」を発見してください。
そしてあなたの「感動の種」を信じ続けてください。
なりたい自分、実現したいことに
チャレンジしてみてください。
そこにはたくさんの人生の宝物が隠されています。
その一歩を、今、踏み出してください。
キミは必ず大切なものに出逢うでしょう。




