ブラックゴースト


小学生低学年の頃、夢中になって読んでいたマンガがあった。「サイボーグ009」.この主人公009は試作品のサイボーグ、そして宿敵はブラックゴースト(黒い幽霊)と呼ばれている、いわゆる「死の商人:軍需産業体」だった。そしてある章で主人公のサイボーグ009がそのブラックゴーストのを追跡し、ついにその正体と対峙する。その正体とは三つの巨大なコンピュータのような脳みそ。そして009がその脳みそを破壊しようとすると、その脳みそが言う。「我々は人間に潜在する悪そのものだ」、と。そして「私を今破壊してもやがては他の人間の潜在的な悪の意志が再び現れて第二、第三のブラックゴーストになるだろう」と。そのころ全く意味が分からなかったブラックゴースト(死の商人)。あれから半世紀。まさか自分の国が今そのブラックゴーストの手先になろうとしているとは。悲しい。いつから日本人は人殺しの手伝い(武器部品輸出)をしてでも自分たちが豊かになろう、なんて思い始めたのだろうか。一国の代表がその方向性をどんどん歪めてゆくのを最近ことに感じる。サイボーグ009は果たして現れてくれるのだろうか

2015-02-10 09:48 | つれづれなるままに | コメント

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