21日の国立能楽堂公演が無事終わりました。沢山の友人、諸先輩方が遠路はるばる日本全国から観にいらして下さいました。今までの様々な大学の教え子たちも沢山来てくれました。能楽堂の舞台に初めて立ち、そしてプロのオペラ歌手、能楽師の方々と初めて共演させて頂き、得るものがたくさんあり、今でも脳内は様々なインスピレーションがスパークし続けております。特に演技の「間」とか、本番へのエネルギーの持って行き方などなど、個人的な方法論も含めて、大変勉強になった日々でした。今後是非機会を見つけてさらなるコラボを模索してみたいと心から思いました。

今回は早稲田大学国際教養学部教授、関根勝先生の退官記念と言う事で通常の舞台とはまた異なった特別の意味をもつ公演。出演者のみなさんもなんとなく一つの目的に向かって強い絆のようなものを感じることができました。私の拙い関根先生への退官記念エッセイ（早稲田グローバルフォーラム掲載）も抜き刷りを配布して頂き、先生との出会いなども紹介させて頂きました。

出会った時から驚きの連続ではありましたが、今でもこんなオールマイティーな人間をそうは知りません。本物の能楽師でありながら、古今東西のあらゆる演劇に通じていらっしゃる。そして実際に文化融合の台本を書きまくりながら東西のプロの異分野のパフォーマーを巻き込み文化融合舞台を創造していらっしゃった先生は常に私の創造活動のインスピレーションであり、刺激となっていらっしゃいました。最後というのが寂しい気がしますが、きっとまた違った形で何か起こされるような気がします。お越し下さった皆様に心から感謝申し上げます。（写真は関根勝教授とともに、国立能楽堂舞台にて）

さてさて、明日26日はいよいよNHK国立学園にて初めてのワークショップ、そして30日はNHKBSプレミアム「みんなDEどーもくん！」出演、そして翌31日は特別なインタビューがございます。これについてはまた改めてご紹介いたします。