新学期の始めに


今日8日からいよいよ大学の新学期が始まった。まず月曜日は早稲田。久々の英語の授業の授業は昼から6時まで・・・さすがに終わるとグッタリきた。日本で英語力をキープするというのは、帰国子女でない限り流れに逆らって船をこぐが如くで、オールを休めるとどんどん後退する。が、しかし、好きな科目を教えるという事の幸せを噛みしめた。

今日はThe Art of Mime and Pantomime つまり、メインストリームになる事の無かったマージナライズされた身体芸の歴史と理論。そしてIntroduction to Theatre and Drama. こちらは通常の演劇史の授業。双方とも教え始めて早7年目になる。最初のクラスには数年前に教えたカルフォルニアの大学から来た学生達の後輩が沢山押し寄せてきた。先輩から是非と推薦されたとのこと。嬉しい限りだ。でも甘やかさないぞ!!(笑)

授業の合間に少し時間ができたので、初心に戻るべく、近くの穴八幡に詣でた。ここはウィスコンシン博士課程へ戻る直前に友人と一緒にお参りにきた。それも夜に・・・(占いによって規定の時間に詣でることを勧められた)。あの頃は必死に人生もがいていたような気がする。

今日はただ何も求めずに、静かな気持ちで両手を合わせ、そして心を空っぽにして頭をたれていた。
今、この瞬間、何も足りないものは無い。ただひたすらに心を静めて目を閉じた。幸福感が体中に溢れてきた。

帰り際、当時一緒にきてくれた友人の事を思いだした。心から感謝した。

2013-04-08 04:34 | つれづれなるままに | コメント(1)

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