フォーラムシアターワークショップと深夜のファミレス

今日は久しぶりに教育演劇に関するワークショップに参加した。代々木オリンピックセンターにて児童演劇協議会主催のフォーラムシアターワークショップだ。ニューヨーク大学教授のフィリップ・テイラー氏と日大芸術の教授熊谷保宏氏によるフォーラムシアター入門ワークショップ。きょうから三日間の予定で行われている。ニューヨーク大学の教育演劇学科の教授陣は実は当のプログラムディレクターのフィリップ・テイラー氏を除いてみな自分には様々な馴染みのある親しい友人なのであるが、なぜかこのテイラー氏だけは今まで面識がなかった. 初めて会い、昼食をともにしたが中々気さくな人で自分より一つ年下だった。(写真) 昼食の際、わかったことだが、昨年の自分のAATE(アメリカ教育演劇協会)の論文賞受賞の際、次点になったディビッド・モントゴメリー氏(やはりニューヨーク大学教授)の論文はこのテイラー氏がアドバイザーであったという。昨年彼とともにコンフェレンスで論文を発表したり、その後ランチを一緒にしたのを懐かしく思いだした。
フォーラムシアターについてはこのブログでは書ききれないのだが、一つだけ、これは見ている観客も実際に舞台上の会話の中に参加して、登場人物らとディベートしながら、自分の意見がどのくらい有効に実際に役立つのかを試みるという参加型のディベート劇とでもいうものなのです。もともとはブラジルで抑圧された人々が自分の人生を切り開くために、人生のリハーサルとしてオーガスト・ボアール氏により考案されたメソッドなのだ。実は早稲田のセクシャルハラスメント防止委員会が今までに何回かこのメソッドを使って観客動員しながらの議論を盛り上げようとしているのだが、どうも本来のメソッドには達していずに、観客の反応がいまいちで、かなりおざなり的な結論にたっしてしまっているような気がしてならなかった。これがはたして日本人という国民性が原因なのか、それを参加のみなさんにぶつけてみようと思い顔を出させて頂いた。まだまだ明日の展開が楽しみだ。
さてさて、深夜の自宅近くのファミレスで期末試験の採点を行っている(涙) どうしても自分には記述式でないと学生の実力が試せないというこだわりがあり、自らを採点地獄へと毎回いざなっている(涙) しかし、深夜のファミレスは集中できるのだ!!(笑) 明日は玉川の期末試験。それが終わればいよいよ夏休み。8月は上野鈴本演芸場から始まります。しばらくアカデミア離れて芸人に戻りま~す。おっとその前に医者の予約が(苦笑)

2009-07-28 12:27 | つれづれなるままに | コメント

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